私たちが1日に必要とする水分は、食事や飲み物から得なければなりません。それは、体内に貯蓄されている水分量、尿や汗となり排出する分も含め、補給と蒸発によるバランスを保つ必要があるからです。

しかし、水分の貯蓄を担う筋肉は加齢により減少してしまい、自然と体内の水分貯蓄量は減少する傾向にあります。

高齢による体の機能低下に伴いトイレへ行く回数が増えると、多くの方は水分の摂取を避ける傾向があります。特に、就寝前は飲み物を控える高齢の方が多いため、就寝中の汗で失われがちな水分が不足してしまいます。

水分不足の状態が継続すれば、たとえ室内で過ごしていても熱中症を起こす可能性が高くなりますので、周りにいる家族は積極的に水分補給させる取り組みを心がけましょう。

毎日の献立の中に水分の多い食材を積極的に取り入れることで、1日に摂取する水分量が増やせます。食物繊維が豊富なことで知られるこんにゃくは、そのほとんどが水分でできています。

こんにゃくは味をしみこませやすい食材ですから、煮物やおでん、塩分を控えめにした味噌汁など、汁気の多い料理との相性がとても良いです。また、おじや・おかゆに細かく刻んだこんにゃくを入れますと、粒々の食感が楽しめます。色々な調理法ができる点でも毎日の食事に取り入れやすいかと思います。

昔から日本の食卓になじみの深いこんにゃくは、そのほとんどが水分です。特に、一般的に販売されているこんにゃくとは違い、昔ながらの手造りこんにゃくは生芋を摩って製造するため、保湿機能を整えるグルコシルセラミドが豊富。天然水に恵まれた宮崎の奥地にある黒木屋は、宮崎県産の素材を使い、無添加の商品・郷土品をお届けしております。